FC2ブログ

地下埋設物・・・・・・・・・・Underground utilities

 最近、ある仕事で地下埋設調査に携わったので感想を記す。日本の道路の地下には昔から動脈から神経までに例えるように全てのライフライン(工業用水管、上下水道、都市ガス、通信線、電力線)が詰まっている。翻って開発途上国の道路建設・改修は既存のこれらを気にする必要が無い。日本の建設作業費用が他国に比べて高くなるのは当たり前のことである。これらのライフラインを人災によって遮断することは我々の死活問題である。設計施工前にはこれらの埋設調査は重要である。ご存知のように埋設位置等の紙情報はとれるが、現地での実際の位置を確認する必要がある。調査方法は地中レーダーや電気探査等があるが、・・・結局最終的には目視のため試掘することになる。このライフラインに危害を与えないように人力で掘る前に機械ボーリングを行うのがこれまで一般的であった。この注意しながらの機械ボーリングでもたまに問題を起こす事故がある。私の周囲には、公に言えない何らかの事故を起こした前科者が少なくない。
 まえがきが長くなってしまった。今日の話はハイテクな試掘の紹介です。それはテクノ・ウォーターホールズと呼称したものである。
 謗倬
テクノ ウオーターホールズ
 写真に示すように、φ350のケーシングを中掘りで挿入します。ケーシングの立て込みは油圧式圧入・引き抜き装置です。地層は拳から人頭大の玉石が混じる砂礫層です。中掘りは砕くとか切削とうは一切やりません。探深棒の先端からジェット水の高圧力1Mpa(最大5Mpa)程度を(2~3mm径の1孔から)噴射して地盤をほぐし且つゆるめます。工事用高圧洗浄機を使用する。緩んだ土砂と水は真空ポンプ2インチ管で吸い取る(真空圧-90Mpaまで)工法です。真空圧がおおきいので直径200~300mm程度の玉石も吸い上げます。産業廃棄物処理で使うバキュムカーを利用します。中掘り後はケーシングを鉛直に高圧入機で挿入します。 ケーシング径がおおきいので管に遭遇すれば肉眼で観察できました。鋼管は磁石を付けた測定棒などで確認した。測定は下げ振り垂球により円周に沿って位置を変え3測定しました。 管の位置が不明の場合はパイプロケイターを併用すると良好でした。レーダー方式ですが、管にも電磁波を流して地上で測定できるので従来のものより深いところでの精度がよいようだ。
 この探査と調査確認方法は安全で安心して、それこそ枕を高くして寝られるものでした。
この方法は今後老朽化が進む原子力発電所構内やプラントの埋設パイプ類の探査確認等に多いに活用されよう。
スポンサーサイト



テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

プロフィール

Sandygravel

Author:Sandygravel
FC2ブログへようこそ!

元建設コンサルタントです。
定年後は、現役度25%で優雅に過ごす。
Retired civil consulting engineer, the spirit is willing but......

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
11 | 2010/12 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード